もやもや。

あたしはただ優しい人にばかり囲まれているのか。
だから、わがままだって許されているのか。
ただ甘やかされているのか。
そんなのわかんないよ。


21年間生きてきたこの性格は直せないし、直す気もないよ。
いつか言ったよね?
「もし、誰一人あたしのことを好きな人がいなくなったら直すよ」って。


君に言われるのがどうしようもなく悲しかった。
「何でも許されるわけじゃないんだよ」
「何でも許してくれる人はナナに呆れているんだよ」
どうしようもなく、なんだか引っ叩いてやりたい気持ちだったが、
なんだか悲しすぎて涙が止らなかった。


それでも、
君の言ったことが本当なら、あたしは本当に甘やかされてる。
「好き嫌いがはっきりしてるナナは好きだよ。そこが魅力だもん」と言ってくれる友達。
「いやー!」と言えば、
「そうやって駄々こねてるこそ、ナナだよ」と嫌な顔もせずに笑ってくれる人。
「久しぶりに懐かしくなってメールしてみたよ」とアメリカへ行ってしまった人からのメール。
その全てに、あたしは付け上がるんだ。
そういう女だって知らなかった?
あたしは別に花火大会になんか行きたいわけじゃないんだ。
君が誘ってくれたから。
それなのに、友達を優先する君がどうしても許せなかった。
だったら、最初から友達と行けばいい。
だけど、後になって断られるのがどうしても許せない。
ディズニーランドに行きたかったわけじゃない。
君が誘ってくれたから。
だけど、君が誘ったのにつまらなさそうにしてるのが許せない。
男が夢の国なんてどうでもいいのなんて、
そんなのとっくに知ってる。
だけど、だぶってしまった。
いつかあの日、あの人と行ったディズニー。
どうして、それに比べてこんなにも我慢してくれないの?
嘘でも楽しそうにしてくれないの?
誘ったのは君なのに。


あたしは君が言うように甘やかされている。
あたしは君みたいに、誰からも好かれたい。
そんな立派な考えなんて持ってないよ。
嫌いな人は、あたしを嫌いな人は切り捨てるよ。
あたしを好きな人だけ大切にするよ。
そんな女って知らなかった?


ねぇ、
大切にしてくれないなら、
別れようか?
あたし、きっと泣いてしまうかもしれないけど、
だけど、大切にしてくれない君なんていらないよ。
行動で示さないのは、気持ちがあるとは認めないよ。