本当は

本当は大好きだった。
嫌いなとこもたくさんあったけど、
それでも好きだった。


だから、もう生きていけないと思った。
君がそばにいない世界なんて。


「俺は必要とされたい人間なんだ」


涙が止らなかった。
こんなにも必要としていたのに。


まだ上手く笑えなくて、
ゼミにも行けなくて、
3キロも痩せて、
あなたが必要だった。


だけど、その笑顔も優しさもぬくもりも、
もうあたしのものじゃないと知った。


バイバイ。愛しい君。