めんどくさい。

好きでもない人に好意寄せられるのは、
ぶっちゃけ嬉しいというよりも、めんどくさい。
これはあたしの妄想と言ってください。
むしろ、自惚れるなって叱ってください。


いや、あたしホントそういうのダメなんだ。
別に嬉しくないし、相手だって傷つくじゃん。
一体どこで何が間違っていたんだろう。
ぶっちゃけ直接な繋がりないし、
一回しか会ったことないし、
就活で相談したいって言うから、メアドと電話教えてたのに。
電話するのも初めてだったのに、


「付き合いたいなー」


あれ、なんか言った?この人。空耳かしら。
ていうかあえて流そうかな。
ていうかこれは告白なの?
てか、めんどくさ!!!!!!!


「あたしとですか?わがままだからやめた方がいいと思いますよ」
「それはね、付き合ってみないとわかんないじゃん」


あたしは付き合いたくないの!
分かれ!!!


「やめた方がいいと思います。」
「今度、一人暮らしの家に遊びに行っていい?」
「ダメです」


ダメに決まってるだろ。
ていうか、今度遊ぼうとかホントめんどくさい。
メアド変えて、着拒しようかなってすら思ってます。

友情と愛情?

初めてその人に会った日。


外見がとても整っていた。
今時の子が好きそうな顔だなぁとぼんやり、今時のあたしは思った。
笑顔が人懐っこくて、
だけど誰にも笑顔を振りまいて、なんだか気持ち悪かった。
なんだか苦手だった。
きっと、あたしと似ていたから。
だから、お互いに偽りの笑顔で事務的な会話だけを交わしていた。


なぜそうなったのかは覚えてない。
ただの偶然だったと思う。
あたしとその人、そしてその時にはすでに密かにあたしの彼氏であった彼。
この3人が偶然にも同じテーマでグループを組まされて、論文を共同作業していた。
前よりも、3人でいることが増えて、
いつの間にかゼミではいつも3人でいた。
だけど、相変らずあたしはその人が少しだけ苦手だった。


そしてあたしは振られた。
なぜだったのか、少しだけ苦手な彼とメールしていた。
「慰めてあげるよ」と彼は相変らずあたしの嫌いなその完璧な笑顔で言った。
だから、あたしは言ってやった。
ゼミの誰もが知らない、あたしが付き合っていた相手の名前を。


苦手だったのは、たぶんどこか本能的に感じていたから。
完璧な笑顔には裏があるって。
だって、あたしもそうだから。
優しいフリして、本当は冷めていてる。どうでもいいと思っている。


気がついたら、苦手じゃなくなった。
だって、似ているから。
めんどくさいと思っていることも、外面だけいいってことも知っているから。
あたしの機嫌を敏感に感じ取る。
だからその人は、相変らずあたしの嫌いなその完璧な笑顔を浮かべ、
「タバコ吸ってくる」
「行ってくれば?」
「一人で喫煙所行くの寂しいじゃ〜ん♪」
「そこまで言うなら、一緒に行ってあげるよ♪」


「キレそうだったでしょ?」
「だってムカツクから」
「まぁまぁ、落ち着けって♪」
「落ち着いてるよ」
「みんなの前では猫かぶってるからね♪」
「かぶってないよ、女友達の前ではこうだよ」
「じゃあ、男の前でかぶるの?」
「いきなり暴言吐いたら、本気で傷つきそうじゃん」
「確かにね。笑」
「猫かぶってるんじゃなく、気使ってるの」
「またまた〜」
「自分だって猫かぶってくせに」
「一緒にすんなよ」
「顔だけで女の子を騙してるんでしょ?」
「失礼だな。彼女には優しいよ」
「その彼女になんて振られたんだっけ?かまってくれないだっけ?」
「うるさいな。俺は構っていたんだよ」



女友達はこう言った。

「どういう関係?」
「どうって、友達だよ。」
「やけに仲いいじゃん」
「そう?」
「もう付き合っちゃえばいいのに」
「絶対ないね」
「えー」
「友達だよ。」


男と女が一緒にいたら、友情じゃなくて愛情になるのかしら。
いつからそんな定義が通説になったのだろう。


「でも怪しい関係だよね」
「まぁ、疑われてもしょうがないかもね」
「でしょ?電話いっぱいしてるし、お土産も買ってあげるし」


それはタイのお土産返し。
「パンツ買ってきてよ」
「はぁ?」
「熊出没注意って書いてあるやつ」
「なにそれ」
「前に貰ったことあるんだよ」
「持ってるなら、もういいじゃん。キャラメルでいい?」
「はぁ?いらない。てか子供の頃に貰ったからもう履けない」
「なんであたしがパンツ買わなきゃいけないんだよ」
「Mサイズね、よろしく♪」
「大体、怪しくない?彼氏もいないのに、お土産でそんなもの見て」
「あー女友達に怪しまれるね。笑」


明らかに怪しまれたっつの。

もろもろ。

年が明けました。
卒論も無事に終わりました。
今月は女だらけで北海道へ行って、男だらけで沖縄へ遊びに行きます。
ハッキリ言って、出費がキツイ。


あたしといえば、
高校の同窓会にも参加して、
なんだかすごく楽しかった。


元カレはどうでもいいと思った。
たぶん本当に吹っ切れた。
前から言ってるように、たぶんあたしはただ大切されていれば、
別に恋人がほしいとかいう願望は基本的にないらしい。
だから、今は別に寂しくないし、それなりに楽しい。
別れて得たものは、
友達以上で恋人未満な男友達。
別れたときにいろいろ慰めてくれたゼミの人。
その距離感が居心地良い。
もちろん、身体の関係なんてないし。
お互いにタイプじゃない。
確かにカッコイイけど、あたしのタイプじゃない。
でも、誰よりもあたしの微妙な変化に気づいて、
救ってくれるから、好きだよ。

タイトル。

ここのブログは「僕らの行く末」です。
いいですか、僕らです。
誰ですか、「美人の行く末」って検索したのは。
ていうか、そんなんでたどり着けるのか。
ビックリだわ。
期待を裏切るけど、あたし別に美人じゃないよ。
顔とかいろんなとこにコンプレックスを持っているし、
だけど正直にいうと、街を歩いている子の6割に比べてはかわいいと思ってる。
いや、だってモデルでもない限り、
街中を歩いている子って別にそこまで可愛くないでしょ?
よく見てごらんよ。


そんなこと言ってると、あたしいつか誰かに撃ち殺されるね。
もしくはここを荒らされる。
でも自分を卑下する必要ないと思わない?
ぶっちゃけ女の子って何でも「かわいいー」とか言ってるけど、
ホントにそう思ってる?腹の中はドロドロでしょ?


まぁ、それはどうでもいいけど、
明日ゼミ行くよ。
とっびきりオシャレして。
そんな気分だから。


でも昔にしがみつくのはよくないね。
うん、反省。
元カレじゃないよ。
付き合いそうで付き合わなかった人だけどね。
連絡しちゃったよ。
別に、なんかの感情があるわけじゃないけど、
ただちょっとかまってほしいだけ。
それだけ。

どのぐらいの距離?

先生の「4年生と飲みたい」という鶴の一声で、
久々に4年のゼミメンバーが全員集合した。
一体どんな顔すればいいのか分からず、あたしは顔を引きつった。
一体どうすればいいのか分からず、あたしは壁に隠れた。
本当はあの時、泣きそうだった。
今度会うときは笑顔で話かけられそうな気がするよ。
たぶんね。


あたしは今も昔も、
周りから大切にされて、それを糧に生きていく女だから。
そうやって誰かに「かわいいねー」とか「美人だねー」って褒められて、
それがお世辞だとしても、前を向いていく女だから。
だけど、やっぱりふっと思うんだ。
100人に「かわいい」って言われるよりも、あなたに笑顔で「好きだよ」って言われたい。
いつも「結婚するのが怖い」って言ってた君だから、
両親みたいになっちゃうじゃないかって心配していた君だから、
あたしは本当に心の底から、君に幸せな結婚してほしいと思っているよ。
本当だよ。
でも、君に素敵な恋はしてほしくないっていう矛盾な気持ちもあるんだ。
だって、認めたくないから。
大切にされていたその特等席があたしではなく、他の誰かなんて許せない。



「傷つけた俺が聞くのはおかしいと思うけど、ナナ元気にしてる?」



友達に聞いていたことを知ったとき、
あたしはまた泣きそうになった。
なのに、何かすごく重い重い何かが急に軽くなった。
ゼミで繋がっている私達も、
きっと卒業で、別々の道をいくんだね。
たぶん、もうその道は交わらないと思う。
あたしはあなたを忘れたくて、
忘れたくなくて、
誰かに渡すぐらいなら、いっそ殺してしまいたいと
どっかの安い台詞みたいにもがき苦しみ、
一人で立ち上がっていく方法を探している。
だけど、そんなのきっと綺麗事だよ。
だって、買い物にだって行きたいし、バイトだって行かなきゃ、
卒論だって全然進んでいない。
一人暮らしだって待っている。
あたしは社会人になるんだから。

本当は

本当は大好きだった。
嫌いなとこもたくさんあったけど、
それでも好きだった。


だから、もう生きていけないと思った。
君がそばにいない世界なんて。


「俺は必要とされたい人間なんだ」


涙が止らなかった。
こんなにも必要としていたのに。


まだ上手く笑えなくて、
ゼミにも行けなくて、
3キロも痩せて、
あなたが必要だった。


だけど、その笑顔も優しさもぬくもりも、
もうあたしのものじゃないと知った。


バイバイ。愛しい君。